
スマホの会社はそのままで、楽天モバイルだけ足すこともできるの?



できますよ。
私はメインのスマホをpovoにしたまま、iPad miniに楽天モバイルを入れてます。



2つも払ったら、高くならない?



楽天モバイルは、使ったデータの量で料金が決まります。
あまり使わない月は、安く済みますね。



わざわざ2本も持つ意味って、あるの?



そこは使い方しだいです。
合う人と合わない人が、分かれるやり方だと思います。
楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は、データの使用量で月額料金が3段階に変わります。
メインの回線を残したまま、2本目として足しやすい料金の仕組みです。
一方で、つながりやすさや、メインの回線との組み合わせには、気をつけたい点もあります。



この記事では、楽天モバイルをサブ回線にしたときの料金・弱点・ほかの回線との違いをまとめます。
今のスマホのキャリアを変えずに、回線を足したい人の参考になればうれしいです。
楽天モバイルをサブ回線にするって、どういうこと?





そもそも、サブ回線って何?



メインとは別に持つ、2本目の回線のことです。
サブ回線の持ち方
サブ回線の持ち方は、大きく分けて2つあります。
1つは、今のスマホに2本目の回線を入れる方法です。
1台のスマホで2つの回線を使うことを、「デュアルSIM」と呼びます。
iPhoneなら、iPhone 13以降のモデルで、2つのeSIMを同時に使えます。
eSIMは、カードを挿さずに、本体へ書き込んで使うSIMです。
※ほかの会社で買ったiPhoneで使うときは、SIMロックが解除されている必要があります。
もう1つは、iPadなど、スマホとは別の端末に入れる方法です。
iPadが、スマホを介さずに、単独でネットにつながります。



スマホ1台で済ませたいならデュアルSIM、タブレットも外で使いたいなら別の端末に入れる、と考えると選びやすいです。
筆者の使い分け
私は、メインのスマホでpovoを使っています。
2026年1月からiPad mini(A17 Pro)のWi-Fi + Cellularモデルに、楽天モバイルを入れました。
外では、iPadでKindleの読書・調べ物・メール・SNSをすることが多いです。



前は、iPadをどうやってネットにつないでたの?



スマホのテザリングです。
つなぐときのちょっとした手間が、面倒になってしまって…。
povoは、auの回線を使っています。
楽天モバイルは、自社の回線が中心です。
ただし、楽天モバイルは、一部のエリアでauの回線を借りています。
この点は、デメリットの章で書きます。
iPadで楽天モバイルを使う条件や設定の手順は、別の記事にまとめています。





iPadを外で開いたら、そのまま調べ物を始められます。
テザリングの操作は、もういりません。
楽天モバイルをサブ回線にしたときの料金は?





料金が3段階あるなら、どれにするか自分で選ぶの?



選ばなくていいんです。その月に使った量で、勝手に決まります。
楽天モバイルの月額料金
Rakuten最強プランの月額料金は、次の3段階です。
| データの使用量 | 月額料金(税込) |
|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 |
| 3GB超〜20GBまで | 2,178円 |
| 20GB超 | 3,278円 |
20GBを超えると、データは使い放題になります。
どれだけ使っても、これより上の段はありません。



サブ回線なら、3GBまでに収まるかどうかが分かれ目です。
筆者の月の請求額
私の場合、楽天モバイルの請求は1,078円の月が多いです。
Kindleの本は、一度ダウンロードしておけば、通信しなくても読めます。
読書の時間が長くても、データの量にはほとんど響きません。



povoの分と合わせると、いくらになるの?



povoは、基本料が0円です。
使いたい分だけ、「トッピング」を買う仕組みですね。
povoの料金は、ほかのサブ回線と比べる章で詳しく書きます。
楽天モバイルの契約と解約の手数料
楽天モバイルの契約事務手数料は、累計4回線目までは0円です。
同じ名義で5回線目以上を契約するときは、1回線につき3,850円かかります。
※累計の回線数には、2020年4月8日以降に契約して、すでに解約した回線も含みます。
気をつけたいのは、解約のときです。
利用開始から1年以内に解約すると、解約事務手数料がかかります。
Rakuten最強プランなら、最大1,078円です。
1年を過ぎてからの解約なら、0円です。



お試しのつもりで契約するなら、1年以内の解約に手数料がかかることは、覚えておいてください。
楽天モバイルをサブ回線にするデメリットは?



安いのはわかったけど、弱点もあるんでしょ?



あります。サブ回線ならではの弱点もあるので、順に見ていきます。
- 3GBを超えた月に料金が上がる
- 建物の中で遅くなる場所がある
- メインがau系だと、同じ電波を使う場所がある
3GBを超えた月に料金が上がる
楽天モバイルは、通信量が3GBを少しでも超えると、その月は1つ上の段の料金になります。
その差は、1,100円です。
対策として、iPhoneやiPadの「省データモード」を使う方法があります。
オンにすると、アプリのバックグラウンド更新が止まり、iCloud写真のアップデートも一時停止します。
その月の使用量は、「my 楽天モバイル」で確かめられます。



月の終わりが近づいたら、使用量を一度のぞいておくと安心です。
建物の中で遅くなる場所がある
私は、一部の建物の中で、iPadの通信が遅くなったことがあります。
楽天モバイルの公式サイトのエリアマップにも、地下や大きな商業ビルの中では、通信速度が変わる場合があると注意書きがあります。
また、楽天モバイルは、自社の電波が届きにくい場所で、auの回線を借りてきました。
この借りた回線を「パートナー回線」、借りる仕組みを「ローミング」と呼びます。
現在、パートナー回線の提供エリアは順次縮小されています。
楽天モバイルの自社回線が整備された地域から、段階的に切り替わっています。
よく行く場所がどちらのエリアかは、エリアマップで確かめられます。
とはいえ、サブ回線なら、メインの回線が手元に残っています。
私のiPadなら、povoのスマホからテザリングでつなぐ手もあります。



つながりにくい場所では、メインの回線に任せる。
サブ回線は、それくらいの割り切りで持つと気が楽です。
メインがau系だと、同じ電波を使う場所がある
povo・UQ mobile・auは、どれもauの回線を使っています。
楽天モバイルも、パートナー回線のエリアでは、auの回線につながります。
このエリアでauの回線がつながりにくくなると、メインもサブも、2本そろってつながりにくくなります。
私のスマホはpovoなので、この組み合わせに当てはまります。
一方で、楽天モバイルの自社回線のエリアなら、povoとは別の回線です。
ローミングのエリアが縮小するにつれて、2本の回線が重なる場所は減っていきます。
メインがドコモやソフトバンクの回線なら、楽天モバイルのパートナー回線であるauとは、無線アクセス網が異なります。
そのため、au回線の障害に対する備えという点では、povoやUQ mobileを組み合わせるよりも、回線を分散しやすくなります。
ただし、異なる会社の回線を持っていても、すべての通信障害を回避できるわけではありません。



メインがau系の人は、2本の回線が重なる場所があることだけ、頭に置いておいてください。
楽天モバイルをサブ回線にするメリットは?



反対に、サブ回線にしてよかったところは?



サブ回線に求めることと、楽天モバイルの料金の仕組みが、よく合っていることですね。
- 使う量が変わっても、プランを変えずに済む
- メインと別の回線を手元に置ける
- eSIMなら申し込んだ日に使える
使う量が変わっても、プランを変えずに済む
サブ回線は、月によって使う量が変わりやすい回線です。
容量が決まったプランだと、ほとんど使わない月にも、同じ料金がかかります。
反対に、たくさん使う月には、容量が足りなくなります。
楽天モバイルなら、どちらの月も、プランを変える手続きはいりません。



メインの回線がつながりにくい月だけ、楽天モバイルを多めに使う。
そんな使い方にも合います。
メインと別の回線を手元に置ける
2022年7月、auの回線で、音声通話とデータ通信が使いづらい状況が、約61時間25分続きました。
影響範囲は約3,091万人と報告されています。
こうしたときに、別の会社の回線が手元にあれば、ネットにつなぐ道が残ります。
私の場合、楽天モバイルの自社回線のエリアなら、povoとは別の回線でiPadがつながります。



出番のない月がほとんどです。
それでも、もしものときの逃げ道として持っておける回線です。
eSIMなら申し込んだ日に使える
楽天モバイルは、申し込みから開通まで、ネットで手続きできます。
eSIMを選べば、SIMカードが届くのを待つ必要はありません。
対応するスマートフォンでオンライン本人確認を利用すれば、最短3分で開通手続きができます。
私の場合、申し込んでから開通まで、1時間かかりませんでした。
ただし、本人確認の審査状況や利用する端末によって、開通までの時間は変わります。



サブ回線がほしいと思ったその日に、使い始められます。
ほかのサブ回線と比べるとどう?
サブ回線の候補になりやすい3つの回線と、楽天モバイルを比べました。
| 回線 | 使う量が少ない月の料金(税込) | 使う回線 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 1,078円(3GBまで) | 楽天モバイル(一部はau) |
| povo2.0 | 基本料0円 | au |
| 日本通信SIM (合理的シンプル290プラン) | 290円(1GBまで) | ドコモ |
| IIJmio (データeSIM) | 440円(2ギガ) | ドコモ |



料金だけを見ると、楽天モバイルは4つの中でいちばん高いんです。
povo2.0
povo2.0は、データがほしいときに「トッピング」を買って使う回線です。
たとえば、データ追加3GB(30日間)は990円です。
ただし、180日間、有料のトッピングを買わずにいると、利用が止まります。
回線はauなので、メインがau系の人には、回線を分ける役に立ちません。



メインがドコモやソフトバンクの系列で、出番の少ないサブ回線がほしい人に向いています。
日本通信SIM
日本通信SIMは、ドコモの回線を使います。
合理的シンプル290プランは、1GBを超えると、1GBごとに料金が上がる仕組みです。
私のようにメインがpovoなら、どこにいても、2本の回線が重なりません。
回線を分けることを優先するなら、楽天モバイルより向いている組み合わせです。
IIJmio
IIJmioのデータeSIMは、電話番号のない、データ通信だけのeSIMです。
iPadのように、電話を使わない端末なら、これで足ります。
一方で、楽天モバイルには電話番号が付いてきます。
IIJmioは毎月の容量が決まっているプランなので、たくさん使う月への備えは、楽天モバイルのほうが手厚いです。



出番が少なく、データだけで足りるなら、ほかの回線のほうが安く済みます。
使う月にもそのまま備えたい人には、楽天モバイルが合います。
どんな人におすすめ?



結局、楽天モバイルのサブ回線は、どんな人に合うの?



メインのキャリアと、サブ回線をどれくらい使うかで分かれます。
おすすめの人
- iPadなど、スマホ以外の端末を外でもネットにつなぎたい人
- スマホのテザリングをつなぐ手間を減らしたい人
- 使う月と使わない月の差が大きい人
- メインがドコモやソフトバンクの系列で、別の会社の回線をもう1本持ちたい人
- 電話番号の付いた2本目の回線がほしい人
おすすめしない人
- サブ回線をほとんど使わず、料金をできるだけ抑えたい人
- メインがau系で、回線を分けることをいちばんに考えている人
- 建物の奥や地下で使う時間が長い人
- 1年以内に解約するかもしれない人



料金をできるだけ抑えたいなら、povo2.0や日本通信SIMも見比べてみてください。
ご自身のメインのキャリアと照らし合わせると、選びやすくなります。
持っているだけで気が楽になる、2本目の回線
料金だけを比べると、楽天モバイルより安いサブ回線はあります。
それでも、使う月にもプランを変えずに備えられることと、電話番号が付くことは、楽天モバイルならではの強みです。
メインがau系なら、回線が重なる場所があることも、頭に置いておきたいところです。
iPadを外でつなぎたい人には、テザリングの手間がいらない選択肢になります。
- 使う量が変わっても、プランを変えずに済む。
- メインと別の回線を手元に置ける。
- eSIMなら申し込んだ日に使える。
- 3GBを超えた月は、料金が上がる。
- 建物の中で遅くなる場所がある。
- メインがau系だと、同じ電波を使う場所がある。



この記事が、2本目の回線を選ぶときの参考になればうれしいです。











