
Kindle Unlimitedの使い勝手って、実際のところどうなの?



私は、Kindle Unlimitedを約2年使っています。
幅広い情報収集に適したコスパの良いサービスだと感じています。
Kindle Unlimitedは、月額980円で利用できるAmazonの電子書籍読み放題サービスです。
筆者の利用歴は約2年。この記事では、Kindle Unlimitedの使用感をレビューします。
- 幅広く情報収集をしたい人にとって、コスパの良いサービス。
- 元が取れるどころか、お釣りが来る。
- 定額で多くの本を読めるので、良書を見つける確率が上がった。
- 読みたい本が対象になっていないことや、一度に持てる本に上限があるのが不満だが、概ね満足。



Kindle Unlimited について、動画でも詳しく解説しています。
ゲストの2人と繰り広げたトークをご覧ください。
使い始めたきっかけ
1ヶ月980円の価値はある?



読み放題の対象になっている本がなくて、ダウンロードしない月があったら、980円分損じゃない?



私も、利用を始めるまでは同じことを思っていました。
Kindle Unlimitedを使い始めたきっかけ



どうして、Kindle Unlimitedを使おうと思ったの?



2年前、ウェブサイト制作の依頼が少しずつ増えてきました。
それもあって、ウェブデザインやマーケティングのことをより深く勉強しようと思ったのがきっかけです。
検索してみると、多くのデザイン・マーケティング関連の本が、読み放題対象書籍になっていることがわかりました。
専門的な事柄は、ネットより書籍の方がより深い情報を手に入れることができます。
この類の専門書のほとんどは1冊1,000円以上ですが、Kindle Unlimitedなら、月1冊読むだけでも元が取れる計算です。
最初の30日間は無料で体験できるので、とりあえず登録してみることにしました。
無料体験をしてみて、自分に合わなかったらやめればいいや、と思っていました。
広く浅く情報を集めるのに最適



結局、そのまま使い続けて今に至ります。



使ってみて、どうだった?



Kindle Unlimitedは、「斜め読み」「流し読み」に最適なサービスだということがわかりました。
- Kindle Unlimitedのサイトで、調べたいジャンルをキーワード検索。
- 検索結果に表示された本を、上から順に10冊ダウンロード。
- その10冊をいっきに斜め読み(目次を見て、気になる項目に移動する)。
- 必要なことが書かれた箇所にハイライト(必要に応じてメモ)を記入。
- 斜め読みが終わったら、新しい本をダウンロードする(=読み終わった本を返す)。
- 以下繰り返し
kindle書籍は、自分で付けたメモとハイライトをブラウザーでいつでも見返せます。
Kindle Unlimited対象の書籍も同じように記録できます。



記録したメモとハイライトは、本を返却しても残りますよ。
大事な箇所を後から読み返すことができるので、たくさんの本を読んで情報を集めるときに重宝します。
良書に出会える確率が上がった



使ってみて良かったところは?



本を入手するハードルが下がった分、良書を見つける確率が上がったことですね。
試し読みできる冊数が増えるので、自分が求めている本に会える確率が上がりました。
「この本は自分に合わない」
「この本には求めている情報が載っていない」
と思ったら、そのまま返却し、新しい本をダウンロードすれば良いのです。



私は、Kindle Unlimitedを「10冊まで借りられる図書館」というイメージで使っています。
使ってみてわかったメリット



Kindle Unlimitedって、便利そうね!
- 対象書籍に良書が多い
- 雑誌の最新号・バックナンバーが読み放題
- 「いつでも読める」という安心感がある
- ベストセラーの本も対象になっている
対象書籍に良書が多い



あまり売れてない本が読み放題の対象になってるイメージだけど、そこのところどうなの?



サービスが始まったころは、対象の本の数が少なく、そういった傾向もあったようですね…
Kindle Unlimitedの読み放題書籍は、年を追うごとに充実している印象です。
サービスを続ける中で、取り扱いの幅を広げていったのでしょう。



私が勉強したいと思ったウェブマーケティングのジャンルでも、良書がたくさんありました。
筆者がダウンロードしたウェブマーケティング関連の書籍(Kindle Unlimited対象書籍)
雑誌の最新号・バックナンバーが読み放題



読み放題の対象って、実用書が多いの?



雑誌も充実してますよ。
雑誌は、最新号だけでなく、バックナンバーが読み放題の雑誌もあるのがうれしいところですね。
雑誌の価格によっては、定期購読よりKindle Unlimitedの方が安くなることもあります。
雑誌の良いところは、最新の情報を写真付きで読めること。
メジャーな雑誌も、Kindle Unlimitedの対象になっています。



筆者は、ガジェット系の雑誌をよく読んでいます。
flick!
Mac Fan
デジタルカメラマガジン
その他、経済、ファッション、料理、子育てなど、幅広いジャンルの雑誌が対象になっています。



バックナンバーも読み放題になっているものは、登録したその日に、過去10か月分のバックナンバーをまとめて端末にダウンロードできますよ。
雑誌やムック本など、画像の多い書籍はデータが大きいので、Wi-Fi環境でのダウンロードを推奨します。
「いつでも読める」という安心感がある



でも、ダウンロードできる本の数に上限があるんでしょ?



上限に達して一度返却しても、その本が読み放題の対象になっている限り、無料で再ダウンロードできるので、安心ですよ。
一度に端末の中に保存できる数に上限があるので、さらに新しい本を読みたいときは、別の本を返却する必要があります。
返却しても、その本が対象書籍になっていれば、また無料で保存できるので、いつでもその本を読めるという安心感があります。
ベストセラーの本も対象になっている



良書が多いとは言っても、ベストセラーの本までは、対象になってないんでしょ?



私もそう思っていましたが、ベストセラーになった本も意外と多いです。
例えば、ビジネス文章本としてベストセラーになった「言葉ダイエット」。この本もKindle Unlimitedの読み放題でダウンロードできます。



他にも、ベストセラー書籍が対象になっているので、ぜひ探してみてください。
Kindle Unlimited対象書籍の探し方は、別記事で紹介しているので、ご参考に。


使ってみてわかったデメリット



Kindle Unlimitedは便利なサービスなんですが、欠点もあります。
- 一度に保存できるのは10冊まで
- 読みたい本が、読み放題の対象になっていないこともある
- 対象書籍が何の予告もなく変わることがある
一度に保存できるのは10冊まで



保存できる本の数に上限があるのがネックなのよね…
前述の通り、読み放題といっても、一度にダウンロードできるのは10冊までです。
11冊目の本をダウンロードするときは、今保存している本を1冊返却する必要があります。
図書館をイメージするとわかりやすいですよね。



斜め読みで一気に情報収集したいとき、10冊では足りないこともあり、この辺は不満なところです。
読みたい本が、読み放題の対象になっていないこともある



お目立ての本が対象外だった…(涙)



「Kindle Unlimitedあるある」です。
残念ではありますが。
対象書籍が何の予告もなく変わることがある



返却した本をもう一度読もうと思ったら、読み放題の対象から外れてた…



これも、「Kindle Unlimitedあるある」です。
どうしても読みたいときは、購入しましょう。
Kindle Unlimitedが向いている人



Kindle Unlimitedって、どんな人に向いてるの?



たくさんの本を流し読みして幅広い情報を調べたい人におすすめです。
また、読書の習慣をつけたい人や、すきま時間に読書したい人にもおすすめしたいですね。
- 幅広く情報を調べたい人
- 読書の習慣をつけたい人
- 外出先の空き時間に読書したい人
幅広く情報を調べたい人
読み放題サービスなので、書籍を買うことへのハードルが低くなります。
その上、流し読みが気軽にできるので、広く浅く知識を得るのに適しています。



そういう意味で、気になるジャンルのトレンドを知るのに最適なツールでもあります。
テレワーク(リモートワーク・在宅ワーク)などで外出しにくいとき、資料を探すのにも便利です。
読書の習慣を付けたい人
書店に行かなくても、手元にあるパソコン・タブレット・スマホで本を探せます。
この手軽さが読書のハードルを下げ、自然と読書習慣がつくようになります。



なかなか外に出るのが難しい状況でも、「オンライン図書館」として活用できます。


外出先の空き時間に読書したい人
端末にまとめて保存できるので、10冊上限いっぱいの本をダウンロードしても、荷物が増えることはありません。
また、地下鉄などネットが繋がりにくい場所でも、読書を楽しめます。



一度端末に保存してしまえば、オフラインで読書できます。


Kindle Unlimitedが向いていない人



私は、外出先で読書したいから、Kindle Unlimitedに向いてるわね。
逆に、向いてないのはどんな人?



言ってみればレンタルのようなサービスなので、アプリや端末の画面上にコレクションしたい人には向かないですね。
電子書籍なので、紙の本にこだわりのある人にもおすすめできないです…
- 本をコレクションしたい人
- 「本は紙じゃないとダメ!」という人
- 小説をじっくり読みたい人
本をコレクションしたい人
Kindle Unlimitedは図書館のような貸し出しサービスです。
コミックや、シリーズ本など、アプリの画面上に並べて楽しみたいという方は、実際に購入した方が良いでしょう。



コミックを全巻集めたい人は、Kindle Unlimitedには向かないです…
「本は紙じゃないとダメ!」という人
電子書籍全般に言えることですが、紙の本でないとダメと言う人には、お勧めできません。
もちろん、私も紙の本の質感は好きです。
ただ、デジタルで取り扱えるので、「情報収集」の場合は電子書籍の方が便利です。
小説をじっくり読みたい人
Kindle Unlimitedは、「ざっくり斜め読みして、返却して、次の本をまた斜め読み」という情報収集に最適なサービスです。



一冊の本にじっくり向き合い、物語を楽しむという読書スタイルには、不向きな気がします。
情報収集に特化した、コスパの良い読み放題サービス



Kindle Unlimitedって、仕事でも趣味でも便利に使えそうなサービスね!



「広く浅く情報を集めるために、ざっくりと斜め読みして大事な箇所を保存しておく」のがポイントですね。
お釣りがくるレベルのコストパフォーマンスです。
Kindle Unlimitedは月額読み放題なので、本を買うハードルが下がり、新しい本との出会いが広がるサービスです。
また、ご自宅で読書を満喫したい方や、テレワークで資料が必要になった方にもおすすめ。
「図書館を持ち運ぶ」というイメージで使えます。
30日間は無料で試用できます。解約も簡単ですので、一度試してみてください。
- Kindle Unlimitedは、幅広く情報収集をしたい人にとって、コスパの良いサービス。
- 元が取れるどころか、お釣りが来る。
- 定額で多くの本を読めるので、良書を見つける確率が上がった。
- 読みたい本が対象になっていないことや、一度に持てる本に上限があるのが不満だが、概ね満足。
Kindle Unlimited 読み放題
(30日間の無料体験あり)



Kindle Unlimitedの具体的な登録方法・使用方法・解約方法については、解説記事をご覧ください。





電子書籍を活用した「デジタル読書術」についてまとめました。あわせてご覧ください。





Kindle Unlimited について、動画でも詳しく解説しています。
ゲストの2人と繰り広げたトークをご覧ください。