先日、MacBook Air(M5)のミッドナイトを買いました。
それまで使っていたのは、2022年1月に購入したMacBook Pro(M1)です。
不具合はゼロ。
動作も最後まで快調でした。

え、壊れてないのに買い替えたの?
まだ動くのに、もったいなくない?



私も逆の立場なら、同じことを言うと思います。
ただ、この買い替えには自分なりの理由がありました。
そして実際に乗り換えてみたら、スペック表を眺めているだけでは見えてこなかった良さと、弱点の両方が見えてきたんです。
この記事では、MacBook Air(M5)を使って感じたことを、メリットもデメリットも書いていきます。



サブ機を探している方や、ProとAirで迷っている方の参考になれば嬉しいです。
MacBook Air(M5)って、どんなマシン?


基本スペック
まず、13インチモデルの基本的な仕様を紹介します。
- チップ Apple M5(10コアCPU、GPUは8コアまたは10コア)
- メモリ 16GB(24GB・32GBも選択可)
- ストレージ 512GB(最大4TBまで)
- ディスプレイ 13.6インチ Liquid Retina(2,560×1,664)
- サイズ 厚さ1.13cm、重さ1.23kg
- バッテリー ビデオストリーミングで最大18時間
- 端子 Thunderbolt 4が2つ、MagSafe 3、ヘッドホンジャック
- カラー スカイブルー・シルバー・スターライト・ミッドナイト
15インチモデルもあり、こちらは1.51kgで厚さ11.5mmです。
発表は2026年3月4日、発売は同月11日でした。
M4からどこが変わった?
見た目はM4のAirとほぼ同じです。
薄さも重さも据え置きなので、並べて置くと見分けがつかないと思います。
変わったのは中身の2点。
ひとつはチップがM5になったこと。
もうひとつは、最小構成のストレージが256GBから512GBに倍増したことです。
これが地味に大きくて、以前は512GBにするだけで3万円の追加が必要でした。



写真や動画を扱う人にとって、最小構成から512GBというのは安心感が違います。
気になる価格は?
ここが今のAirでいちばん悩ましいところです。
発売当初、13インチは184,800円でした。
ところが2026年6月25日の価格改定で、224,800円に上がっています。
15インチも219,800円から264,800円へ。



メモリとストレージが世界的に不足していることに加えて、円安が重なった結果ですね。
なぜMacBook Pro(M1)から買い替えたのか


Thunderboltケーブルを使い、約20分で完了。
壊れていないのに手放した理由
手放した理由はひとつで、リセールバリューが下がりきる前に動きたかったからです。
Appleシリコンを積んだMacは、下取りも中古相場もしっかり値がつきます。
ただ、それがずっと続くわけではないんですよね。
「まだ使える」と粘るほど、手放すときに戻ってくる金額は削れていきます。
私は数年前から、壊れる前に売って次に乗り換えるようにしています。



修理費を心配しながら使い続けるより、気持ちの面でずいぶん楽です。
ProではなくAirを選んだ理由
私のメイン機は、Mac mini(M2 Pro)です。
Premiere Proで動画、Lightroomで写真、Illustratorでデザイン。
重い処理はぜんぶこちらが引き受けてくれます。
そうなると、持ち歩くMacに求める役割はかなり絞られます。
- 外で原稿を書く。
- 撮ってきた写真をざっと選ぶ。
- 出先でメールとタスクを片づける。
この3つができれば十分でした。
冷却ファンを積んだProの性能は、私の使い方では持て余します。
それより、カバンに入れたときの軽さと薄さのほうが、毎日の満足度に直結します。
ミッドナイトを選んだ理由
色選びは、思っていたより悩みました。
前のMacBook Proはスペースグレイで、あの落ち着いたグレーが気に入っていたんです。
ところが、Airにスペースグレイはありません。
選べるのはスカイブルー・シルバー・スターライト・ミッドナイトの4色。
明るい3色は、私の目にはどうしても軽く見えてしまいます。
消去法ではなく、積極的にミッドナイトを選びました。



購入前から指紋が気になってはいたのですが、そこは後ほど書きます。
MacBook Air(M5)のデメリットは?
- 指紋がとにかく目立つ
- 値上げが痛い
- ファンレスゆえの限界
指紋がとにかく目立つ
ミッドナイトを選んだ以上、覚悟はしていました。
天板も、キーボード周りのパームレストも、触れたところがそのまま残るんですよね。
世代を重ねて指紋がつきにくくなったという話は聞いていましたが、目立たなくなったとは言えません。
対策はシンプルで、クリーニングクロスを1枚カバンに入れておくこと。
ひと拭きすれば消えるので、拭く習慣さえつけば付き合っていけます。



どうしても気になる方は、シルバーかスターライトを選ぶほうが気持ちよく使えます。
値上げが痛い
前章でも触れましたが、13インチで224,800円という価格は気軽に手が出る金額ではありません。



発売当初から4万円上がっているので、タイミングを逃した感は正直あります。
とはいえ、待っていれば下がるという保証もありません。
少しでも抑えたい方は、Apple整備済製品を狙うか、家電量販店のポイント還元を組み合わせる方法があります。
型落ちのM4モデルも、性能面では今なお十分に現役です。
ファンレスゆえの限界
Airには冷却ファンがありません。
おかげで動作音はゼロで、静かな場所でも気を使わずに使えます。
その代わり、長時間にわたって負荷をかけ続ける作業は苦手です。
書き出しに何十分もかかるような動画編集を回すと、途中から処理速度が落ちてきます。
私のように据え置き機を別に持っている人なら、重い処理はそちらに任せれば済む話です。



Air1台ですべてをまかなう予定の方は、この特性を理解したうえで選んでください。
MacBook Air(M5)のメリットは?
- 170g軽くなった携帯性
- 16GBと512GBが標準になった安心感
- バッテリーが1日もつ
170g軽くなった携帯性
MacBook Pro(M1)は1.4kg、Air(M5)は1.23kg。
差は170gです。
数字だけ見ると、たいした違いには思えませんよね。
私も買う前は同じように考えていました。
ところが、実際に持ち歩くとまるで違います。
立ったまま片手で提げていても、腕にくる感じが軽い。
厚みも1.56cmから1.13cmになったので、カバンの隙間にスッと収まります。
いちばん変わったのは、持ち出すかどうかを迷わなくなったことでした。
以前は「今日は書く予定があるから入れておくか」と考えていたのが、今は何も考えずに放り込んでいます。
16GBと512GBが標準になった安心感
メモリ16GB、ストレージ512GB。
この組み合わせが最初から用意されているのは、写真や動画を扱う人にとって大きな安心材料です。
Lightroomで現像を回しながらブラウザを何枚も開いても、動作が引っかかる場面はほとんどありません。
サブ機なので妥協した構成にすると、結局あとで買い足すことになりがちです。



その心配が要らないのは、価格が上がったぶんの数少ない利点ですね。
バッテリーが1日もつ
公称値はビデオストリーミングで最大18時間、ワイヤレスWebで最大15時間。
私の使い方だと、朝カフェに入って夕方まで作業しても充電器を出さずに済みます。
電源のある席を探して店内をうろうろすることがなくなりました。



外での作業が多い方ほど、うれしく感じる部分です。
MacBook Neoや整備済製品ではダメなのか?
価格だけ見れば、ほかにも選択肢はあった
Airを買うと決めるまでに、2つの候補を真剣に検討しました。
ひとつは、同じ日に発表されたMacBook Neo。
もうひとつは、Apple整備済製品の型落ちAirです。
どちらも予算面ではAirより優しい選択肢でした。



Neoなら、10万円くらいで買えるんでしょ?
サブ機ならそれで十分じゃないの?



ごもっともです。
実際、私も一度はNeoに気持ちが傾きました。
MacBook Neoを見送った理由
Neoに載っているのは、iPhoneでも使われているA18 Proというチップです。
発表時の価格は256GBモデルで99,800円。
軽い作業しかしないなら、これで足りる人は多いと思います。
ただ、私が引っかかったのは2点でした。
ひとつは、もしもMac miniに不具合が出たとき、Neoでは代役が務まらないこと。
サブ機とはいえ、いざというときに作業を止めたくありません。
もうひとつは、キーボードの色です。
本体色に合わせた明るい配色が、私の好みには馴染みませんでした。



毎日指を置く場所なので、ここは妥協したくなかったんですよね。
整備済製品を選ばなかった理由
型落ちのAirを整備済製品で買う手も考えました。
残念なのは、US配列の在庫がめったに出てこないことです。
長年USキーボードに慣れた指は、JIS配列を前にすると急にぎこちなくなります。
「在庫が出るのを待って粘るより、新品でUS配列を指定したほうが早い。」
そう割り切って、新品のAirを注文しました。
どんな人におすすめ?
Airを選んで満足できる人



私の使い方をふまえると、次のような方に向いています。
- メイン機が別にあって、外に持ち出すサブ機を探している人
- 文章を書く、写真を選ぶ、Webで調べものをするといった作業が中心の人
- カフェや移動中など、電源のない場所で作業する時間が長い人
- 濃い色の筐体が好きで、指紋を拭く手間を受け入れられる人
特に、持ち出す頻度が高い方ほど恩恵を感じられるはずです。
170gと4.3mm。カタログでは小さく見えますが、毎日持ち歩くとその差を実感できます。
別の選択肢を考えたほうがいい人
逆に、次のような方はいったん立ち止まったほうがいいと思います。
- この1台で長時間の動画編集や3D制作までこなしたい人
- 予算をできるだけ抑えたい人
- 明るい色のMacに抵抗がなく、指紋を1ミリも気にしたくない人
重い作業を任せたいなら、素直にMacBook Proを検討してください。
価格を優先するなら、型落ちのM4モデルという現実的な選択肢もあります。
外で書く時間が長くて、重い処理は別のマシンに任せられる人。
この条件がそろっている人にとって、Airは快適な相棒になります。
結局、MacBook Air(M5)は買いなのか


MacBook Air(M5)は、外に持ち出すことを前提にしたMacとして完成度の高い1台でした。
170g軽く、4.3mm薄くなったことで、持ち出すかどうかを迷う場面がなくなったのがいちばんの変化です。
一方で、224,800円という価格と、ミッドナイト特有の指紋の目立ちやすさは、買う前に納得しておきたいポイントです。



重い処理を別のマシンに任せられる環境なら、Airは長く付き合える相棒になってくれます。
- 1.23kgで持ち出しが苦にならない
- 厚さ1.13cmでカバンに収まりやすい
- メモリ16GB・ストレージ512GBが標準
- バッテリーが1日もつ
- ファンがなく動作音がしない
- 224,800円と価格が上がった
- ミッドナイトは指紋が目立つ
- ファンレスで長時間の高負荷作業は苦手
- スペースグレイが選べない
- US配列は整備済製品で見つけにくい













