先日、5年近く使ったBenQのScreenBar(無印)を引退させました。
後任に迎えたのが、BenQ ScreenBar Halo 2です。

また机のライト買ったの?
前のやつ、まだ普通に光ってたよね?



光ってました…。
壊れたわけでも、暗くなったわけでもありません。



じゃあ何で買い替えたの?



モニターの裏側を照らすライトが付いたからです。
Halo 2は手元を照らす前面ライトとは別に、背面にもライトを積んでいます。
夜、部屋の照明を落として使うと、モニターの後ろの壁がオレンジ色ににじむんです。
そしてもうひとつ、人感センサーが付きました。
席を立つと勝手に消えて、戻ると勝手に点く。
ライトの消し忘れが多い私には、ここが大きかった。



この記事では、5年使った無印との違い・初代Haloからの進化点・同時期に出たScreenBar Proとの選び分けまで、詳しく書いていきます。
BenQ ScreenBar Halo 2って、どんな製品?


BenQ ScreenBar Halo 2は、モニターの上端に引っ掛けて使うデスクライトです。
BenQのScreenBarシリーズの上位モデルにあたります。
机の上に置くのではなく、モニターに載せる。
この一点で、デスクの占有面積がゼロになります。
手元だけを照らして、画面には映り込まない
このシリーズの土台になっているのが、非対称光学デザインです。
光を手前側だけに落とす設計で、モニターの画面には光が回り込みません。
スタンドライトを机に置くと、角度によっては画面に白い帯が映り込みますよね。
あれが起きない、というのがScreenBarの魅力のひとつです。
前面ライトの照明範囲は、500ルクス基準で85cm×50cm。
中央の最大照度は1000ルクスを超えます。
色温度は2700Kから6500Kまで、25K刻みで調整できます。
3ゾーンの背面ライト
Halo 2の一番の注目機能が、背面ライトです。
モニターの裏側へ向かって光を出し、壁を照らします。
初代Haloにも背面ライトはありましたが、Halo 2では3つのゾーンに分かれた構造になりました。
BenQによれば、照射範囲は従来の423%に広がっています。
前面と背面は、それぞれ独立して明るさを調整できます。



手元は控えめに、背面は強めに。
こういう振り分けができるので、夜の作業環境の作り込みがしやすくなりました。
初代Halo・無印から何が変わった?
ScreenBarは2017年の初代から数えて、いくつかのモデルが並んでいます。
私が以前使っていた無印と、背面ライトを初めて積んだ初代Halo。
この2つとHalo 2を並べると、進化の方向がはっきり見えてきます。
無印から変わったのは、光る範囲と背面
無印の照明範囲は、500ルクス基準で60cm×30cmでした。
キーボードとマウスの周りが明るくなる、という広さです。
Halo 2は85cm×50cm。
幅で25cm、奥行きで20cm広がっています。
A4の書類を左右に並べても、端に影が落ちにくくなりました。
そして、もうひとつが背面ライトです。


これは、無印にはありません。
机の上を明るくする道具から、部屋の見え方に関わる道具へ。
役割そのものが変わった、という印象です。
初代Haloから変わったのは、リモコンとセンサー


背面ライトは初代Haloにも積まれていました。
Halo 2との差は、使い勝手のほうに出ています。
初代Haloのリモコンは単4電池を3本使います。
Halo 2はUSB-C充電式になり、1回の充電で最大3か月もちます。
小さなディスプレイも付いたので、色温度と明るさが数値で見えるようになりました。
さらに大きいのが、人感センサーです。
超音波で人の気配を感知して、自動で点灯・消灯します。
これはHalo 2で加わった機能で、初代Haloにはありません。
シリーズ比較表
| 項目 | ScreenBar(無印) | ScreenBar Halo | ScreenBar Halo 2 |
|---|---|---|---|
| 照明範囲(500ルクス) | 60cm×30cm | 63cm×40cm | 85cm×50cm |
| 背面ライト | なし | あり | あり(3ゾーン) |
| 操作方法 | 本体のタッチボタン | 無線リモコン(単4電池×3) | 無線リモコン(USB-C充電式) |
| 色温度 | 2700〜6500K(8段階) | 2700〜6500K(8段階) | 2700〜6500K(25K刻み) |
| 対応モニター厚み | 1〜3cm | 平面0.7〜6cm/湾曲1.6〜3.8cm | 0.43〜6cm |
| 給電 | USB Type-A(5V・最大1A) | USB | USB Type-C(5V・最大3A) |
対応モニターの厚みにも注目してください。
無印は1〜3cmまでで、薄いベゼルのモニターには載せられないことがありました。
Halo 2は0.43cmから対応します。



最近の薄いモニターや、湾曲モニターを使っている人には、うれしい進化ですね。
実際に使ってどうだった?
ここからは、実際に使ってみた印象を紹介します。
スペック表には出てこない部分です。
自動調光が賢くて、リモコンを触らなくなった
これは完全に想定外でした。
Halo 2のリモコンは、色温度が25K刻み、明るさが1%刻みで調整できます。



数値を見ながらダイヤルを回せるので、買う前はここを楽しみにしていたんです。
ところが自動調光をオンにした途端、触る理由がなくなりました。
部屋の明るさを読んで、デスクワークに向いた500ルクス前後の強さに勝手に合わせてくれます。
朝の白っぽい光も、夜の落ち着いた光も、こちらが何も考えないうちに整っている。
結果、私のリモコンは机の右奥で置物になっています。
人感センサーのほうも同じで、消灯までの待ち時間を3分・5分・10分・15分から選べます。
私は3分に設定しました。
コーヒーを淹れに行くと消えていて、席に戻ると点く。



ライトのことを考える時間が、生活から消えました。
Studio Displayのカメラをふさがない
Macで画面共有をする人には、意外と大事な話です。
無印のScreenBarは、モニター中央に載せるとStudio Displayの内蔵カメラを隠してしまいます。
私はライトを少し右にずらして使っていました。
Halo 2はマウント部の形が見直されていて、中央に載せてもカメラが顔を出したままです。
はじめてビデオ会議に入ったとき、何も動かさずに自分が映って安心しました。



上部中央にカメラがあるモニターを使っている人には、地味に重要なポイントです。
夜のデスクの雰囲気が変わった


背面ライトは期待以上でした。
部屋の主照明を落として、前面を弱め・背面を強めに振ります。
モニターの後ろの壁が、ふわっとオレンジ色ににじみます。
生活感のある作業部屋が、ホテルのデスクみたいな表情になります。



それって、ただの気分の問題じゃない?



はい、気分の問題です 笑
ただ、夜に文章を書く時間が前より好きになったので、私には意味がありました。
画面と周囲の明暗差が小さくなるので、目の負担を減らすという意味でも理屈は通っています。
BenQ ScreenBar Halo 2のデメリットは?
いいところだけ書いても参考にならないので、気になった点を3つ挙げます。
値段が高い
実売はおおむね26,900円前後です。
モニターライトとしては、高い部類に入ります。
同時期のScreenBar Proが19,900円前後なので、7,000円ほどの差があります。
ただ、私は無印を5年使いました。
同じだけ使えると仮定すると、1年あたり5,000円強です。
毎日見つめる場所への投資と考えれば、私は納得できました。
初めてのモニターライトなら、無理にHalo 2から入る必要はありません。
無印から試して、背面ライトが欲しくなってから上げるほうが失敗しにくいと思います。
人感センサーが、たまにお節介
日中、窓から日差しが入る部屋だと、そもそも点灯がいらない場面があります。
そこでセンサーが素直に働くと、少し余計に感じます。
対処は簡単で、センサーをオフにするだけです。
私はブラインドを開ける季節だけ切って、日が短くなったら戻す運用にしています。
消灯までの待ち時間も3分から15分まで選べるので、席を立つ頻度に合わせて調整できます。
電源まわりに気をつかう
給電はUSB Type-Cで、5V・最大3Aが必要です。
モニターのUSBポートから取ると、容量が足りない場合があります。
付属のUSB充電器から取るのが確実でした。
また、ケーブルは150cmの固定式で、着脱できません。



ケーブルが抜けないのって、不便じゃない?



模様替えのときは面倒ですね。
ただ、抜け落ちて消える心配がないのは利点でもあるので、ここは好みが分かれるところです。
BenQ ScreenBar Halo 2のメリットは?
買ってよかったと感じたのは次の3点です。
明るさを、人間が考えなくてよくなる
自動調光と人感センサーの組み合わせが便利です。
部屋の明るさに合わせて勝手に調整され、席を立てば勝手に消える。
「今ちょっと暗いかな」と手を止める回数が減りました。
前の晩の消し忘れもなくなりました。
道具が賢く働くほど、こちらが道具のことを考えなくてよくなるんですよね。



この快適さは、スペック表を眺めていても想像しにくい部分です。
背面ライトで、夜のデスクごと変わる
前面ライトは手元を明るくする道具です。
背面ライトは、部屋の見え方を変える道具でした。
壁がやわらかく光るので、画面だけが浮いて見える感じがなくなります。
明るさを1%刻みで振り分けられるので、まぶしすぎない加減を作れるのもいいですね。



前面と背面を独立して操作できる設計の効果です。
机の上を1cmも使わない
本体は長さ約50cmのバーで、重さは0.8kgほどです。
モニターの上端に引っ掛けるだけなので、デスクの占有面積はゼロのまま。
一般的なスタンドライトを置いていたころは、アームがいつも視界の端にいました。
書類を広げるたびに、ライトの位置をずらしていた記憶があります。
その手間が丸ごとなくなるのは、モニターライト共通の利点で、何度味わってもいいものです。



Halo 2では照明範囲が85cm×50cmまで広がったので、この恩恵はさらに大きくなりました。
ScreenBar Proとどっちを選ぶ?
Halo 2を検討する人が必ず比較するのが、同じBenQのScreenBar Proです。
実売は19,900円前後で、Halo 2より7,000円ほど安い。
しかも照明範囲は85cm×50cmで、Halo 2とまったく同じです。



範囲が同じで7,000円安いなら、Proでよくない?



手元の明るさだけを求めるなら、その判断は正しいです。
違いは、背面ライトがあるかどうか
Proには背面ライトがありません。
Halo 2との最大の差がここで、価格差のほとんどはこの機能に払っていることになります。
ちなみに、人感センサーはProにも載っています。
超音波で画面前方の60cm前後を見て、5分間動きがなければ自動で消灯する仕様です。
ただ、Halo 2は待ち時間を3分・5分・10分・15分から選べるので、自由度はHalo 2が上ですね。
色温度の刻みも、Proが8段階、Halo 2が25K刻みと差があります。
ScreenBar ProとHalo 2の比較表
| 項目 | ScreenBar Pro | ScreenBar Halo 2 |
|---|---|---|
| 実売の目安 | 19,900円前後 | 26,900円前後 |
| 照明範囲(500ルクス) | 85cm×50cm | 85cm×50cm |
| 背面ライト | なし | あり(3ゾーン) |
| 人感センサー | あり(5分で消灯) | あり(3・5・10・15分から選択) |
| 色温度 | 2700〜6500K(8段階) | 2700〜6500K(25K刻み) |
| 給電 | USB Type-C(5V・1.7A/最大8.5W) | USB Type-C(5V・最大3A/最大15W) |
| ケーブル長 | 180cm | 150cm |
| 対応モニター厚み | 0.43〜6.5cm | 0.43〜6cm |
選び分けの結論
手元が明るくなれば十分、という人はProで足ります。
7,000円の差を、別のガジェットに回したほうが幸せになれます。
背面の壁を光らせたい人、夜の部屋の雰囲気ごと整えたい人はHalo 2。



私は後者だったので、Halo 2を選びました。
判断の分かれ目は、モニターの後ろに壁があるかどうかでもあります。
壁から離れた配置だと背面ライトの良さが薄れるので、そこは先に確認してください。
どんな人におすすめ?
使ってみて、向いていると感じたのは次のような人です。
- 夜のデスクに長く座る人
- 間接照明で、部屋の雰囲気ごと整えたい人
- ライトを消し忘れがちな人
- Studio Displayなど、上部中央にカメラがあるモニターを使っている人
- ベゼルの薄いモニターや、湾曲モニターを使っている人
- 机の上を物で埋めたくない人
厚み0.43cmから対応する点は、地味ですが重要なポイントです。
無印では載せられなかった薄型モニターでも、Halo 2なら引っ掛けられる場合があります。
湾曲モニターも1000Rから1800Rまで対応しています。
おすすめしない人
逆に、次のような人には向きません。
- 日中しか机に向かわず、部屋が十分明るい人
- モニターの後ろに壁がなく、背面ライトを活かせない配置の人
- 手元さえ明るければ十分、という人
このケースなら無印のScreenBarで必要十分ですし、人感センサーが欲しいだけならProという選択もあります。
背面ライトに価値を感じないなら、7,000円の差は素直に節約したほうがいいです。



自分の使い方に合うモデルを選んでください。
部屋の見え方まで変えるモニターライト


BenQ ScreenBar Halo 2は、26,900円前後というモニターライトとしては高価な製品です。
それでも私が納得できたのは、無印を5年使えた実績があったからでした。
「明るさを気にする時間」と「消し忘れたかも」という不安を自動調光と人感センサーが解消してくれます。
代わりに夜のデスクにはオレンジ色の余白が増えました。



手元さえ明るければいいならProや無印で十分ですが、部屋の見え方まで変えたい人には、この7,000円は払う価値があると思います。
- 自動調光と人感センサーで、明るさを気にしなくてよくなる。
- 3ゾーンの背面ライトで、夜の部屋の印象が変わる。
- 照明範囲が85cm×50cmと広く、書類を広げても影が出にくい。
- リモコンがUSB-C充電式で、電池の買い置きが不要。
- 厚み0.43cm・湾曲1000Rから対応し、薄型や湾曲モニターにも載る。
- 机の占有面積はゼロ。Webカメラ用アタッチメントも同梱。
- 実売26,900円前後と高価。ScreenBar Proとは約7,000円差。
- モニターの後ろに壁がない配置だと、背面ライトが活きない。
- 日中に日差しが入る部屋では、人感センサーがお節介に感じる。
- 給電は5V・最大3Aが必要。モニターのUSBポートでは足りない場合がある。
- ケーブルは150cmの固定式で、着脱できない。
- 自動調光が賢すぎて、リモコンの出番がほぼなくなる。













