PFUから発売されているHappy Hacking Keyboard(以下「HHKB」)は、タイピングの心地良さが追求されたキーボードです。
「静電容量無接点方式」といわれる構造で、金属の接点がなく、軽いキータッチで入力できます。
指の力を適度に吸収してくれるので、長時間の作業でも疲れにくいのが特長です。
タイピングそのものを楽しめる優れたキーボードで、私も長らく愛用しています。
周辺アイテムをそろえると、タイピングを効率化できる
HHKBは、独特な特徴を持ったキーボードです。
- 厚さがある(キーの高さが高い)
- 内蔵の充電バッテリーはなく、単三電池(2本)を使う
- 全モデルテンキーレス
もちろん単体でも十分使えるキーボードですが、周辺アイテムがあると、より打ちやすさが向上して、疲れにくくなります。
私がHHKBと一緒に使っている使っているアイテムは、次の4つです。
- パームレスト(リストレスト)
- エネループ(充電式電池)
- テンキー
- トラックボール
パームレスト(リストレスト)
HHKBを使い始めてすぐ、パームレストが必須アイテムだと感じました。
※パームレスト:タイピングの時、手のひらを置く台
HHKBは、4センチの厚みがあるので、机に手のひらを付けて使った場合、手首を上げる姿勢になります。
この姿勢で長い時間タイピングしていると、手首や指に負荷がかかるので、パームレストを使って解決します。
FILCO Genuine ウッドリストレストのSサイズは、HHKBの幅とほぼ同じ。机の上で場所を取らず快適に使えます。
底面に切り込みがあり、長期間使っても木が反りにくくなっています。付属のゴムパッドを貼れば、滑りにくくなります。
一般に多く出回っているのは、低反発素材のパームレストですが、長期間の使用で劣化するのが難点です。
一方、木製のものは、頑丈で劣化の心配がありません。木の手触りもあり、長く使うには最適です。
エネループ(充電式電池)
本体を充電するタイプの無線キーボードが増えてきている中、HHKBはかたくなに電池式を貫いています。
本体充電式にすると、キーボード本体よりも先に内臓バッテリーが劣化してしまうので、電池式が採用されているんだそうです。
使用する電池は単三乾電池2本、電池の持ちは2〜3カ月。
充電式のエネループを用意しておくと長期的にはお得です(予備を含め、4本入りを買っておくと良いです)。
※ちなみに、外出先で電池切れになったときは、モバイルバッテリーを使った給電も可能です。
テンキー
数字入力の多い人は、パソコン用のテンキーを用意しましょう。
HHKBには、テンキーがありません。
エクセルの数字入力が多い人、本体の数字キーでの入力に慣れない人は、パソコン用のテンキーがあると便利です。
私は、数字入力のために、Loupedeck CTという左手デバイスを使っています。
トラックボール
トラックボールは、指先でボールを動かし、マウスカーソルを操作するものです。
マウスと違って動かしたり持ち上げたりする必要がないので、腕や肩の負担が軽減されます。
私は、ロジクールの MX ERGO S をHHKBと組み合わせて使っています。
親指でマウスカーソルを操作します。6つのボタンをカスタマイズすると、より作業効率が向上します。
HHKBは長時間のタイピングでも疲れにくいキーボードです。
マウスをトラックボールに変えると、より疲労が軽減されます。
環境を整えると、作業効率が上がり、長時間の作業で疲れにくくなる
私がHHKBと一緒に使っているアイテムを紹介しました。
環境を整えると、作業効率が改善されます。
テレワーク(在宅ワーク・リモートワーク)が増えてきました。
ぜひ参考にしてみてください。