テレワークが増えてきたけど、自宅ではパソコンのスペースを広く取るのが難しい…
長い時間マウスを使って作業をするので、肩こりがひどい…
マウスを使わずにパソコンを操作できないかしら。
マウスの代わりにトラックボールを使ってみましょう。
トラックボールって何?
トラックボールは、ボールを回転させてパソコンを操作するデバイスです。
本体を動かさないので、場所を取りません。
持ち上げたり動かしたりする必要がないので、腕や肩への負担も少なくなりますよ。
本体を固定し、指でボールを操作してポインター(マウスカーソル)を動かします。
動画編集・音楽制作・グラフィックデザイン・CADなど、クリエイティブな現場で使われます。
実は、トラックボールは、テレワークにも最適なデバイスです。
トラックボールはテレワークに最適!?
トラックボールがテレワークに最適なのは、どうして?
省スペースで使えるうえ、長い作業でも疲れにくいからです。生産性も上がりますよ。
- 場所を取らないので、狭いスペースでも使いやすい
- 長時間使っても疲れにくいので、パソコン作業のストレスが減る
- 慣れるとマウスより操作しやすいので、パソコン作業の生産性が上がる
狭いスペースでも使いやすい
テレワークで、広い作業環境を用意できなくても心配ありません。
トラックボールは、本体を動かす必要がないので、狭いスペースでもパソコンを快適に操作できます。
マウスは、上下左右に動かすため、ある程度の広さが必要です。
机の上に、本体と手を置くスペースさえあれば十分。もちろん、マウスパッドも不要です。
パソコン作業のストレスが減る
長時間、マウスを使った作業を続けると、体に負担がかかります。
マウスは、「掴む」「動かす」「端まできたら持ち上げて戻す」という動作が必要です。
そのため、気づかないうちに疲れが蓄積され、腱鞘炎などの原因になります。
トラックボールは、指先の動きだけで操作します。
マウスのように、掴んだり動かしたりする必要がないので、腕や肩への負担が少なく、長時間の作業によるストレスが軽減されます。
パソコン作業の生産性が上がる
トラックボールの操作に慣れると、パソコン作業の生産性がアップします。
ポインターを細かく動かしたいとき、早く動かしたいとき、マウスより操作しやすいです。
フォルダを開くとき、マウスでダブルクリックしたら、マウスが少し動いてしまい、そのフォルダが隣のフォルダに入ってしまった…という経験はありませんか?
トラックボールは、ボールに触らなければ、ポインターは動かないので、その心配がありません。
また、トラックボールは大画面のポインター移動で重宝します。
勢いよくボールを転がしてやれば、ポインターがあっという間に画面の端から端に移動します。
トラックボールは、初めて使うときは慣れが必要ですが、慣れるとマウスには戻れないぐらい操作性が高いです。
マウスと比べたトラックボールの使い勝手は?
トラックボールとマウス、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。
内容 | トラックボール | マウス |
---|---|---|
体への負担 | 動かしたり持ち上げる動作がないので、腕や肩への負担が少ない。 | 動かしたり持ち上げる動作が、腕や肩の負担になる |
操作性 | 細かい作業でも安定した操作ができる。 大画面のポインター移動が楽。 慣れるまで時間がかかる。 | クリックの反動でカーソルが動くときがある。 ドラッグ&ドロップの多い作業で手や肩に負担がかかる |
必要なスペース | 本体を動かさないので、手を置くスペースさえあればOK。 | ある程度の広さが必要。マウスパッドが必要。 |
価格 | 全体的に高い。 | 機能を求めなければ1,000円以内でも買える。 |
種類 | 少ない(作っているのは一部のメーカーだけ) | 多い |
おすすめのトラックボールは?
トラックボールには、いくつか種類があるみたいだけど、おすすめはどれ?
私の経験から、おすすめのトラックボールを紹介します。
ロジクール M575S (旧モデル:M570t)
本体を手のひらですっぽりと包み、親指でボールを動かしてポインターを操作します。
2010年の発売以来、ロングセールとなったロジクールM570の後継機です。Amazonの価格は5,000円前後。
このM575Sは、従来のUSBレシーバー接続に加えてBluetooth接続ができるようになり、iPadなどのタブレット機器でも使えます。
後で紹介するMX ERGOと違って、接続できる機器は1台までですが、テレワーク用途なら問題ないレベルです。
私が最初に買ったトラックボールがこのシリーズです。約5年間愛用していました。
初めてトラックボールを使う方には、迷わずおすすめしています。
ロジクール MX ERGO
現在、私が愛用しているトラックボールです。
前述の M575S (M570t)の上位モデルで、価格は1万円強。
- 本体の角度が2段階に変更可能
- 6つのボタンがあり、自分好みにカスタマイズできる
- Bluetoothのマルチペアリング(2台まで登録可能)
- ラバー加工で肌触りが良い
など、高機能が売りのフラグシップモデルです。詳細は、別記事でレビューしています。
どちらかというと、クリエイター向けの高性能トラックボールですが、テレワークなどでマウス操作の頻度が多い方には、一度試していただきたいです。
よく使う操作をサブボタン割り当てて、作業を効率化できます。
パソコンとタブレットを一緒に使うとき、ボタンひとつで切り替えできるのもポイント高いです。
トラックボールはテレワークのパソコン作業におすすめ
マウスに慣れていると、使い始めはトラックボールを使いにくく感じるかもしれません。
記事中でも書いている通り、トラックボールにはある程度の慣れが必要ですが、一度慣れてしまうと、マウスにはないメリットがあります。
ぜひ日々のパソコン作業にトラックボールを取り入れてみてください。
- 場所を取らないので、狭いスペースでも使いやすい
- 長時間使っても疲れにくいので、パソコン作業のストレスが減る
- 慣れるとマウスより操作しやすいので、パソコン作業の生産性が上がる