PFUから発売されているHappy Hacking Keyboard(以下「HHKB」)は、タイピングの心地良さが追求されたキーボードです。
「静電容量無接点方式」といわれる構造で、金属の接点がなく、軽いキータッチで入力できます。
指の力を適度に吸収してくれるので、長時間の作業でも疲れにくいのが特長です。
タイピングそのものを楽しめる優れたキーボードで、私も長らく愛用しています。

周辺アイテムをそろえると、タイピングを効率化できる
HHKBは、独特な特徴を持ったキーボードです。
HHKBの特徴
- 厚さがある(キーの高さが高い)
- 内蔵の充電バッテリーはなく、単三電池(2本)を使う
- 全モデルテンキーレス
もちろん単体でも十分使えるキーボードですが、周辺アイテムがあると、より打ちやすさが向上して、疲れにくくなります。
私がHHKBと一緒に使っている使っているアイテムは、次の5つです。
一緒に使うと便利なアイテム
- パームレスト(リストレスト)
- エネループ(充電式電池)
- テンキー
- トラックボール
- 昇降デスク
パームレスト(リストレスト)
HHKBを使い始めてすぐ、パームレストが必須アイテムだと感じました。
※パームレスト:タイピングの時、手のひらを置く台
HHKBは、4センチの厚みがあるので、机に手のひらを付けて使った場合、手首を上げる姿勢になります。
この姿勢で長い時間タイピングしていると、手首や指に負荷がかかるので、パームレストを使って解決します。
FILCO Genuine ウッドリストレストのSサイズは、HHKBの幅とほぼ同じ。机の上で場所を取らず快適に使えます。

底面に切り込みがあり、長期間使っても木が反りにくくなっています。付属のゴムパッドを貼れば、滑り止めにもなります。
一般に多く出回っているのは、低反発素材のパームレストですが、長期間の使用で劣化するのが難点です。
一方、木製のものは、頑丈で劣化の心配がありません。木の手触りもあり、長く使うには最適です。
エネループ(充電式電池)
本体を充電するタイプの無線キーボードが増えてきている中、HHKBはかたくなに電池式を貫いています。
本体充電式にすると、キーボード本体よりも先に内臓バッテリーが劣化してしまうので、電池式が採用されています。
使用する電池は単三乾電池2本、電池の持ちは2〜3カ月。充電式のエネループを用意しておくと長期的にはお得です(予備を含め、4本入りを買っておくと良いです)。
ちなみに、万が一、外出先で電池切れになったときは、モバイルバッテリーを使った給電も可能です。
テンキー
数字入力の多い人は、パソコン用のテンキーを用意しましょう。
HHKBには、全てのモデルがテンキーレスです。
エクセルに数字入力が多い人、キーボード本体上部の数字キーでの入力に慣れない人は、パソコン用のテンキーがあると便利です。
私は、電卓機能付きのワイヤレステンキーを愛用しています。
計算結果をパソコンに送信できるので、エクセルの入力作業がはかどります。
トラックボール
トラックボールは、指先でボールを動かし、マウスカーソルを操作するものです。
マウスと違って動かしたり持ち上げたりする必要がないので、腕や肩の負担が軽減されます。
私は、ロジクールのMX ERGOをHHKBと組み合わせて使っています。
親指でマウスカーソルを操作します。6つのボタンをカスタマイズすると、より作業効率が向上します。
HHKBは長時間のタイピングでも疲れにくいキーボードです。
マウスをトラックボールに変えると、より疲労が軽減されます。
昇降デスク
タイピングの姿勢を考えるうえで、自分で天板の高さを調整できる昇降デスクがあると便利です。
机が高すぎると、タイピング時の姿勢が悪くなって、疲れやすくなります。
昇降デスクを販売しているメーカーのサイトに、天板の高さについての説明があります。
弊社調べによると、身長~176cmの方にとって、キーボード作業をするのにデスク高70cmは高すぎるようです。
デスクが高すぎると、肩を持ち上げるような状態でタイピングすることになり、肩や首周辺に疲労が溜まりやすくなります。特にデスクワーカーの女性や小柄な男性の中には自覚がある方も多いではないでしょうか。
机の高さと椅子の座面の高さの関連性 | Bauhütte®
私は以前、高さ72cmの机でHHKBを使っていて、打ちづらさを感じていました。
そこで、昇降できるタイプのデスクを購入。天板の高さを66cmに調節するとタイピングしやすくなりました(ちなみに、私の身長は170cm)。
昇降デスクは、普通の机に比べやや高めの値段設定ですが、今後テレワークが増えるのを考えると、作業用に一つ持っておくと良いと思います。
環境を整えると、作業効率が上がり、長時間の作業で疲れにくくなる
私がHHKBと一緒に使っているアイテムを紹介しました。
環境を整えると、作業効率が改善されます。
テレワーク(在宅ワーク・リモートワーク)が増えてきました。
ぜひ参考にしてみてください。
